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ハチミツってどうやってできるの?②

 

前回は
ミツバチの仕事をご紹介しました。

 

ミツバチの仕事がわかったところで
本題の、ハチミツづくり。

 

ミツバチのハチミツづくり

 

ハチミツづくりは
どこからはじまると思いますか?

 

“おばあちゃんミツバチが
蜜を集めに行くのだったよね?”

 

そうですね^^
ミツバチは年齢を経るごとに担当が
巣の内側から外側へ代わっていくので

 

外勤係のミツバチ=おばあちゃんミツバチ
が花の蜜を集めに行くところからはじまります。

 

花蜜集め (外勤係)

 

ミツバチの朝は早く
早朝から巣を飛び立ちます。

 

花蜜をたくさん集めに
1日中飛びまわり

 

その花蜜を胃袋
(ミツバチでは蜜嚢(ミツノウ)といいます。)

 

に溜めて
夕方までに巣まで持ち帰ります。

 

このとき
ミツバチの胃袋の中では
酵素が分泌され

 

花蜜は分解されて成分が変化します。

 

ハチミツづくり(内勤係)

 

ここからは
内勤係のミツバチへバトンタッチ。

 

外勤係のミツバチが巣に戻ると
花蜜を内勤係のミツバチに
口移しで渡します。

 

“え?
外勤係が直接巣に
蜜を入れてるんじゃないんだ?”

 

内勤係が
巣の中の管理をしているので
採ってきた花の蜜を
勝手に巣穴には入れられないのです。

 

なので
内勤係のミツバチも
受け取った花蜜を
一旦胃袋の中に溜め
適切な巣穴に入れて行きます。

 

このときもミツバチの胃袋から
酵素が分泌されるので
2度にわたる酵素の働きで

 

花蜜の主成分のショ糖(二糖類)は
ブドウ糖と果糖の単糖類にまで分解されます。

 

“ショ糖(二糖類)??単糖類???”

 

難しいですよね、

でもこのおかげで
ハチミツはとっても体に優しいのです。
(糖類については、また後日!)

 

そして花蜜は
巣穴に貯蔵されている
花粉と一緒に保存されるので
蜜に花粉の成分も加わります。

 

また貯蔵された花蜜は
最初は水分が多く
水のようにさらさらです。

 

“えー?さらさら?
 あのハチミツからは想像できない!”

 

本当に。
なんであんなに
“ とろり ” としてるのでしょうか。

 

それには、
ここからさらに大変な作業に入ります。

 

ミツバチが
貯蔵した花蜜を口で広げ
自分自身の羽を震わせ
花蜜に風を送り込む。

 

この作業を一晩中繰り返し
約20%まで水分を蒸発させていき
濃度80%のハチミツができあがります。

 

“…そんな大変なことしてたんだ…”

 

こんなに働いてますが
まだ仕事が残っています!

 

出来上がったハチミツの巣穴に
長期保存ができるよう

 

ミツバチ自身のからだから
ミツロウと呼ばれる蝋(ろう)をつくり出し

 

巣穴に蓋(この蓋を蜜蓋といいます。)をして、

 

(やっとやっと)完成!!

 

“お、お疲れさまでした!
ゆっくり休んでください。”

 

こんなに働いたのだから、
当然、休むのだろうと思いきや

 

次のハチミツづくりの準備に、、、

 

“頑張りすぎでしょ、ミツバチー!!”

 

もうミツバチが健気すぎて
だんだん愛しくなってきました。

 

ハチミツしぼり

 

さてさて
ここからは人の手が入ります。

 

ミツバチたちが
一生懸命つくってくれたハチミツを

 

ミツバチの習慣にあわせて

 

早朝
蜜蓋が掛けられてから
巣箱を山からおろします。

 

なぜ早朝なのか気になった方は
こちらをご覧ください。

 

まずナイフなどで蜜蓋を取り除き
巣枠を遠心分離器にかけます。

 

そして絞られ、出てきた
蜜の不純物を取り除くため
一度ろ過します。

 

こうして
みなさんご存知のハチミツの出来上がりです。

 

“本当にミツバチがつくっているんだぁ。
なんだかこんなに頑張ってつくってくれたハチミツ
1滴も無駄にはできないよ。”

 

ほんとうに、、、
ミツバチの働きがあって
おいしいハチミツを食べれているんですね^^

 

ミツバチ、ありがとう!!

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