伊豆のさくら蜜
3種類の桜の花から、3年に一度しか採れないとても希少なはちみつです。とはいえ、これは平均的な年数。自然にまかせているので厳密にはいつ採れるかわかりません。
翌年採れるのか、3年先か、もっと先なのか. . . 採蜜量も他のはちみつと比べると10分の1以下しか採れず、本当に僅かです。とてもやさしく、しっとりした雅な風味をぜひこの機会にお試しください。
ミツバチが冬眠することをご存知でしょうか? 春になり冬眠から覚めたとき、その年のミツバチのハチミツづくりが始まります。
その冬眠から覚めたとき、桜の花が咲いているかどうか、が運命の分かれ道。 もしかしたら、すでに散っているかもしれないし 咲いていたとしても、ミツバチたちが十分な蜜を採れるだけの間、 咲いていてくれているかどうかもわからない。
イロハニーのさくら蜜は、山々に自然に自生する桜の花から採られているので 本当に、その年の「 ミツバチの活動時期と、桜の開花時期のタイミング 」 がちょうど合わないと採れません。
そのタイミングが合う周期が3年ほど。 しかし常に、ではなく3年以上先になることもあるかもしれません。 特に最近では気候の変動が感じられるので、次にさくらの蜜が採れるのかは未定なんです。
伊豆では、桜の花が開花するころ「菜の花」も開花しています。
桜は早い品種だと2月頃から咲いているので、 冬眠明けのミツバチたちが、採りに行く花蜜としては最も有力候補。 しかし先ほどのように、十分な量を採れることは稀。 そこでミツバチたちは、同時に「菜の花」も採りに行く。というわけです。
そうなると2種類以上の花から採れたハチミツ 「百花蜜」になってしまい、桜だけの「さくら蜜」は採蜜できません。
その点、何度も言ってしまいますが イロハニーの蜜源は山々に自生する桜の花。周辺には、菜の花がないのです。 ミツバチが採る花蜜は「桜の花」のみとなり、桜のハチミツが採れるわけです。
菜の花がない分、特に量も少なくなり、春のハチミツとしては安定しませんが、 その分、純粋な桜だけの「さくら蜜」を味わうことが実現できています。
桜だけの蜜なのに、採れるたびに風味いろいろ?
イロハニーのさくら蜜の蜜源は、主に「ソメイヨシノ」「大島桜」「山桜」。
同じ桜の花でも、品種が違うと風味が違ってくるんです。 前回採れた「さくら蜜」は、和菓子のような品の良い香りが印象的でした。
実は和菓子屋さんが教えてくれたのですが、桜餅の葉に使われている葉は、 大島桜なのだそう。大島桜が自生しているのは伊豆地方だけなんだそうです。
そして山桜が多めの時は香りや風味などの主張が強め。 今回のさくら蜜は香りも風味も、甘みもふんわりと優しい風味なので ソメイヨシノが多めなのでしょう。
数年ごとにしか採れない「さくら蜜」ですが、その度に違ういろを見せてくれるハチミツに 「待ったかいがあったなぁ」と感慨深く、味わせていただいてます。
2020.7.31 「さくら蜜」は完売いたしました。ご愛顧いただき誠にありがとうございました! 次回採蜜の際にはメルマガにてお知らせいたします!
3年に一度の出会い。香りも味も上品なさくら蜜。瓶のサイズはまんまるの120g、細マッチョな320g、横綱サイズの600gです。※ご購入ページにて、「サイズ」よりご希望のサイズをお選びください。
◁ ◁ 春のはちみつ はるはな
夏のはちみつ せいふう ▷ ▷